2012 / 05
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この花に出会って 観察し続け3年が過ぎました。

ポツポツと1本ずつ離れて生えていて 見るからにかよわな感じがする。

トウゴクサバノオ?
ハコネシロカネソウ?
コウヤシロカネソウ?
それとも ぜんぜん別物?
もしや新発見?(苦笑)

いろいろな方々の情報や意見をいただきながらようやく名前がはっきりしました。
3年前の事、ことあるごとお世話になる先生に見ていただいたところ
先生が過去に他県で見たという標本と比べるとこれはとても小さいことや花の色、
葉の脈も違う・・などなど別物かもしれないとのことでした・・

今年 その先生と一緒にその場所へ。
そして標本を 大阪自然史博物館の植物分類学者”瀬戸剛先生”のもとへ。
そこで『コウヤシロカネソウ』と同定していただきました。

kouyasirokanesou2 

低山の谷間、杉の枯れ枝に埋まって、緑色した葉は目に止まるのですが
そこに花が咲いているのはほとんど気づきにくい。
草丈 10cm弱ですもんね・・

図鑑では 花は全開せず横向きに咲くとありますが何度も観察を重ねた結果
正午には全開することがわかりました。
kouyasirokanesou1 

不揃いな鋸歯があり、小葉は3〜5枚に分かれています。
kouyasirokanesou3 


kouyasirokanesou4 


kouyasirokanesou7 

花の直径は7〜8mmほど。
やや淡いクリーム色〜白色。
この場所で見たものは すべて白っぽかった。

黄色の部分が花弁。
ここがカップ型(杯状)で2裂するのが特徴。
kouyasirokanesou6 

ガクの裏側は筋模様があり うっすら赤い色がついています。
kouyasirokanesou5 

去年 撮影した果実。
7mm〜1cm。
おもしろい形ですね。
他のシロカネソウもこんなのかしら???
kouyasirokanesou10 

肉眼で1mmほどの種・・
突起の有無を見るために スコープ使用
光沢があり、ツルツルで突起がみあたりません。

kouyasirokanesou8 

■コウヤシロカネソウ(高野白銀草)■キンポウゲ科シロカネソウ属

分布 近畿地方南部、四国東部
低山のやや湿った日陰に生える多年草
草丈 10cm前後
花期 4〜5月

 

コバンのような葉をつけることから名前がついた”コバンノキ”

一昨年の台風で大きな杉の木が横倒しになりちょっとかわいそうな環境・・
でも確実に大きくなっています。

kobannoki1 

 
この枝・・この葉・・
(-^〇^-)同じコミカンソウ属の草本にも似ているものありますよね。
kobannoki3 

庭の困りもの・・・コミカンソウにも似てる・・
1komikansou 

そしてアスファルトの隙間によく見るナガエコミカンソウにもソックリ。
nagaekomikansou 

こうしてみると、ホントそっくり。
あ〜何やら赤いものが見えた。
まさか これが花???
kobannoki2 

いつもいつも谷沿いの斜面で見上げるばかりだったから
こんな近い距離で花が見れてラッキー〜
kobannoki4 

アケビの雌花が枝の先端に咲くようにコバンノキの花も先端に雌花をつけるらしいので
カタツムリの触覚みたいなのがそれかしら?(-^〇^-) 
もう少し接写したかったのに・・(苦笑)
 kobannoki8

断然 雄花のほうが沢山ついてます。
kobannoki5 

 
エンジ色の小さい花ですが凄くかわいい。
花がなくても 大好きなのにこんなかわいい花を見てますます嬉しくなりました。
秋の果実忘れず見なければ!
小判型だったら いいのにね〜笑
kobannoki7

■コバンノキ■トウダイグサ科コミカンソウ属

分布 本州中部以西、四国、九州
谷沿いに生える落葉低木
樹高 2〜3m
花期 4〜5月
果期 9〜10月黒く熟す


エゴノキに花が咲き始めました。
前からいろんなところで見かけていたけど、高い場所であったり風があったりで
なかなかうまく撮れませんでしたが、今年はなんとか(苦笑)
egonoki1 

『エゴノキ』とは???
エゴイスト?のエゴじゃなかったのね〜笑””σ( ̄∇ ̄;)

サポニン(有毒物質)を含んでいるために 口にすると”え・ぐ・い”事から
えぐい→エゴノキとなったのだそうです。
この花は 離れて見るより、真下までいかないとはっきり見れない花なんですね。
egonoki2 

葉は互性し、先が鋭く尖っていて小さな鋸歯が目立つ。
egonoki4 

無理に上向けてもこのスタイルにもどってしまう・・苦笑
とっても 撮影しにくい樹木ですが、この樹形を美とし、庭木にされる方も多いようです。
egonoki3 

花冠は2〜2.5cm
花弁が5深裂
初夏に相応しい清楚な優しい雰囲気がします。
egonoki5 

なんでもお手玉に入れると良い音がするらしい果実が楽しみ。

■エゴノキ■エゴノキ科エゴノキ属

分布 北海道南部・本州・四国・九州
日当たりの 良い斜面や谷沿い
花期 5〜6月
果期  10月

こーんな身近に・・
しかも こんな時期に・・
何故 今頃 ツメレンゲ????

昔は民家もあったと思われる段々畑が並ぶ高台。
その古い石垣に発見・・
まさかと目を疑いました〜(苦笑)
花がなければ多分知らずにいたでしょう。

tsumerenge18 

ツメレンゲの花は10〜11月の涼しい時期のはず。
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通常なら せいぜい、この程度・・
小さなサボテンといった感じ。

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なのに、1本だけ開花してる・・
このまま上へ上へと咲いていくのだろうか???
 植物は条件さえ揃えば開花するとはいうけれど。ちょっとびっくりでした(汗)
tsumerenge17

■ツメレンゲ■ベンケイソウ科イワレンゲ属

分布 関東以西・四国・九州

乾いた岩の間や、古い民家の屋根瓦、石垣の隙間などに生える

草丈 10〜30cm

花期 10〜11月


山地で見かけるキブシより花が少し大きいかな?と思ったことと、
海岸に面した場所なので”ハチジョウキブシ”でいいのでしょうか・・

毎年この花を見かけると 春の訪れを感じずにはいられない。 
hachizyoukibusi1 
 
小さい頃 祖父に連れられよく山菜採りに行きましたが、行く道 見上げると
お決まりのようにこの花が垂れ下がっていました。
今日も約束されたように やっぱり”ワラビ”が見つかりました・・
タケノコも ちらほら頭を出し初めています。

warabi 

あたりまえのように春が来る。
あたりまえのように季節が流れていく。
何もかもあたりまえのように思っているけれどそれは勘違い。
震災があって思う。
この世の中”あたりまえのことなど何ひとつもないのだ”と心に刻み込んでいます。

葉より先に 昨年伸びた枝から、淡黄色の花を咲かせます。 
  花は1cm前後。
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オシベが目立つので雄株かな・・
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hachizyoukibusi5 
赤花も 近くに咲いていました。
ほんのり頬染めたような色がたとえようもなく可愛いものです・・。
akabana1 

akabana2 

akabana3
■ハチジョウキブシ■キブシ科

分布 関東南部、東海、伊豆諸島
海岸近くに生え落葉低木
樹高 3〜4m
花期 3月
花後 緑色の果実をつける


stella(ステラ)

Author:stella(ステラ)
野の花の画像を主に、日々の雑感をそえながら綴る日記です。

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