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2009-10-13 (Tue)
台風があって一番気になっていた『クルマギク』
全国でこちら紀伊半島だけの特産ですが、どこにでもあるではなく数えるほどの場所だけにしかみつかりません。
地元ではクルマギクの存在を知らない人は全く無知ですが、知っている人は”守る会”の結束が固いのでおいそれとは教えてもらえないんですよ・・苦笑

2年前に見た場所は8月ごろすでに岩盤が崩れセメントスプレーされてしまったとの情報を頂き、どこかで探さなければ!と思っていた矢先でしたので、たまたま訪れた場所で偶然見つけた時は、胸が熱くなりました((((T-T〃))))ウルウル...
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ここだって いつなんどきスプレー攻めにあうかも知れない・・そんな場所。
崖を見上げながら、今回の風害を受けずにいてくれたことにほっとしました。
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前年度にロゼットだった根生葉。
今年茎を伸ばし花をつけています。
一年中残るロゼット葉が輪に広がっていることが”クルマギク”の名の由来です。
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石と石の板ばさみになったような所から、柳のように細い茎を出し、60cm~1m伸びたところでトップから花が咲き始めます。
もっと長いのもありますが、すべての花が一斉に綺麗に咲く写真を・・(笑)なんて無理なんですね~。
トップの花が終わりかけると、葉と葉の間にある蕾が開花し始める。
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茎が長く頭花が重いから やはり風が少しあってもゆらゆら・・
いつもながら撮影には苦労する花ですね。
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他の野菊に比べると花弁はまばら・・ですが『クルマギク』の魅力のひとつとして花が真っ白!
薄暗い場所でひときわ冴え冴えとする純白なのです。
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今回は 『花』そのものはさておき・・
こういった岩盤だけに自生する『石』に注目してみました。
以前にお師匠さんにこのボロボロ崩れる石のことを少し教えてもらっていました堆積岩の中の”頁岩”でできている岩盤。
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何を思ったか・・興味があったので石を持ち帰ってきた私∬ ̄∇)ふふ…
色的には 日本瓦のような色で黒っぽい。
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”頁岩”とは泥岩より薄く、平行に蓄積されてできた岩だそうで・・
恐竜みたいな立派な化石はないが、植物の化石が多くあると言われ、実際私のお師匠さんもシダの化石がないかと探しているといいます・・
なろほど・・本当に平行層になっているのがわかります。
もしも・・もしもクルマギクの化石なんかがあったりしたら・・・いいな。(ないだろうけど)苦笑
断面はナイフのごとくシャープに尖っている・・
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一見硬そうに見えて、破片を手で押さえると、いとも簡単に砂に・・
なんとも特殊な岩なんです。
危なっかしくて人目につきにくい高い場所でひっそり咲くクルマギク・・・
こんな条件のもとにしか存在しないのは、クルマギクと頁岩が引き合うものがあってこそなんでしょう・・
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■クルマギク■キク科シオン属
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